教えて!建設業許可電子申請
大阪府茨木市のアルバトロス行政書士事務所です。
かなり久しぶりの投稿になりますが、元気いっぱい稼働してます。
早速ですが、
・電子申請っていつから始まるの?
・電子申請~?ややこしそう~
・電子申請が始まった地域は、今までの紙での申請は無理なん?
等々、当事務所にも電子申請に対する問い合わせが増えてきました。
皆様はどんな疑問や心配事がありますか?
ただでさえ難しい建設業許可申請。
時代の流れであるオンライン化で何が変わるのか。
今回は気になってる方も多い「建設業許可の電子申請」について深掘りしていきたいと思います。
この記事を読んでいただいて【建設業許可の電子申請の基礎】また【電子申請の簡単な流れ】が分かるようになってもらえると嬉しいです。
【電子申請が始まっていない地域】
2023年7月現在、東京都、兵庫県、福岡県、私の住んでいる大阪府はまだ電子申請が始まってません。
従来通り紙ベースでの申請となってます。
それ以外の都道府県では既に電子申請が始まってますね。
東京都は2023年度中に電子申請が始まる予定です。
あとの大阪府、兵庫県、福岡県はいつから開始されるか未定となってます。
私としては建設業許可申請の提出先である咲洲庁舎まで片道60分~90分かかるので、大阪府も早く始まってほしいと思ってます…
*電子申請が始まっても、当面は紙ベースでの申請も可能です。
【電子申請の導入目的】
今までは申請準備、審査が申請者および許可行政庁双方にとって過大な負担になってました。
(建設業の働き方改革推進の一環として)申請者・許可行政庁双方の事務負担を軽減し、生産性を向上させましょう。
といった目的で導入されることとなりました。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、非対面での申請手続きを行うことができる環境を整備する為といった目的もあります。
【電子申請の流れ】
①gBizIDの作成・認証
申請者側でデジタル庁提供の認証サービスである「gBizID」による認証を行います。
申請者である建設業者様も代理人である我々行政書士も双方必要になります。
「gBizID」作成には2~3週間かかるので予め作っておきましょう。
gBizIDプライムのアカウント所持が必須です。
「gBizIDプライム」
印鑑証明書と登録印鑑で押印した申請書を運用センターに郵送し、(原則2週間以内)の審査後に作成される法人代表者もしくは個人事業主のアカウント。
「gBizIDメンバー」
組織の従業員用のアカウント。
gBizIDプライムの利用者が自身のマイページで作成するアカウントが許可したサービスのみ利用できる。
法人の場合、同じ法人番号の組織に属する方のみ作成可能。
gBizIDエントリーは関係ありません。
②申請書類の作成
代理申請の場合、gBizIDプライムのアカウントを利用し申請者から代理人(行政書士)に「委任申請」をし、代理人がこれを承認します。
その後、電子システム内において、代理人(行政書士)が委任状を作成し、申請者がこれを承認します。
作成した委任状の範囲内で代理人(行政書士)が申請書類を作成し、申請します。
③手数料の納付案内、支払い
形式的なチェックがされ、他省庁とのデータ照合がされます。
その後、納付案内がきます。
納付案内がくると「Pay-easy(ペイジー)」で手数料の支払いをします。
④行政庁にて審査・決裁
⑤申請データ登録・通知書送付
行政庁の審査で問題が無ければ申請したデータがCIIS(建設業情報管理センター)に登録され、通知書が送付されます。
ここまでが一連の流れになります。
【まとめ】
今回は建設業許可電子申請の基礎、電子申請の簡単な流れをまとめてみました。
少しはお役に立てましたか?
次回はこれまた人気なテーマ【gBizIDアカウントの作り方】をまとめてみようと思います。
国土交通省の「建設業許可電子申請システム概要」はこちらから。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。